令和6年度の障害年金額は2.7%増額改定されます。

はじめに

障害年金の結果通知が届いたら

令和6年1月19日に総務省から「令和5年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食料品を含む)が公表され、同日、厚生労働省より令和6年度の年金額が公表されました。

それにより、令和6年度の年金額(障害年金を含む)は、法律の規定に基づき、令和5年度から2.7%の引き上げになりました。

具体的には以下のように改定されます。

障害基礎年金

令和5年度(月額)令和6年度(月額)
障害基礎年金 2級66,250円68,000円(+1,750円)
障害基礎年金 1級82,812円85,000円(+2,188円)

※1級の金額は概算値となります。(2級の1.25倍

68歳以上の方は金額が異なります。詳しくはこちらをご確認ください。

障害厚生年金

 障害厚生年金3級、2級、1級に関して、プラス2.7%となり、具体的な受給額は受給権者により異なります。

障害年金生活者支援給付金

 また障害年金生活者支援給付金の額も改定され、令和5年の物価変動率:3.2%に基づき、令和6年度は令和5年度より3.2%引き上げになりました。

令和5年度(月額)令和6年度(月額)
障害年金 2級5,140円5,310円(+170円)
障害年金 1級6,425円6,638円(+213円)

 年金額は物価変動率や名目手取り賃金変動率に応じて毎年度改定を行う仕組みになっています。昨今の物価上昇等に伴い、2年度連続で引き上げされることとなりました。

 障害年金は2か月に1回、偶数月に前月の2か月分が支給されるので、今回の年金額改定により実際に受給額が変わるのは、令和6年6月14日(15日が土曜日のため、前日支給)支給分からとなります。

 6月上旬に、日本年金機構から「年金額改定通知書」が発送され、6月以降の年金額が通知されることとなっているので、現在受給されている方はぜひ確認してみてください。

 詳しくは厚生労働省によるプレスリリース文書をご覧ください。