―初回請求の失敗が尾を引く―

障害年金の請求をすると、その記録はしばらく日本年金機構で保管されます。最初の請求から何らかの理由で支給が認められず、再請求（審査請求）する場合、前に請求した書類も参考に審査されます。不支給となった請求がなぜ不支給になったかがわからないまま何度請求しても、不支給になる確率が極めて高いのです。

ほとんどの場合、診断書に記載された内容が不支給の理由となっています。仮に診断書が実態を表していない記述であっても、医師の診断書が修正されない限り不支給の決定は覆りません。しかし、医師は一度書いた診断書の修正には極めて慎重になります。結果として、初回請求に失敗した場合は障害年金受給に結びつかないというケースが起こります。

障害認定を得るための最も重要な書類は「診断書」です。

当事務所では、診断書のチェックだけではなく、医師にお願いする際の注意点のアドバイスなども行っております。
また、初診日がかなり過去の場合でも、多様な手段を講じて初診日特定をするお手伝いをさせていただきます。

障害年金受給には多くの壁が立ちはだかりますが、決してあきらめず、専門家である社会保険労務士に相談されることをお勧めします。