本人が入院中の場合家族が相談に行ってもいいですか

はじめに

障害年金の受給を考えられていても、ご本人様のご体調が思わしくなくご来所頂けないことがあります。

ご本人が入院されている場合はもちろん、在宅において長年生活基盤全てをご家族が担われてきたところ、そのご家族もご高齢となられ、ご本人の将来を案じて相談されたいというケースもあります。

様々なご事情により、ご本人にご来所頂けない場合、弊所ではご家族様による無料相談もお受けしております。ただし、ご本人の発病からこれまでの経緯、日常生活においての支障具合ついて把握されているご家族の方にお願いしております。

ご家族様にご来所頂いた事例の一部


相談者様 症状 経緯
20代男性 幼少期から発達障害をお持ちで、普段は就労支援施設に通われている。 仕事を休むことを嫌がられるため、お母さまがお見えになった。
20代女性 多発性硬化症により、入退院を繰り返しながら自宅療養されている。 生活のすべてを母親が介助されており、ご両親でお見えになった。
20代女性 うつ病によりご自宅で療養され働きに出られない状態。 人と対面して相談できる状態ではないため、お母さまが代わりにお見えになった。
50代女性 思春期より統合失調症と診断され、これまで母親が本人の生活をすべて引き受けてきたが、その母親も要介護状態に近づいた。 今後の生活を心配され、別居されているご兄弟がお見えになった。
30代男性 社会人になって働き始めてから双極性障害を発病。 現在入院中である為、心配されているご両親がお見えになった。

このように、ご本人がご来所頂けないケースも少なくありません。

ご家族が来所される場合の注意点

これまでの経緯や現在のご病状をお聞かせいただきます。

その際

  • ご本人の年金手帳
  • 診察券
  • お薬手帳
  • 医療機関で受けられた検査結果、画像などのデータ
  • 障害所手帳をお持ちの方は手帳の写し
  • その他ご病状のわかる資料など

をお持ちいただけるようお願いしております。

まとめ

障害年金の請求についてご不安を感じていらっしゃる上、社労士事務所にお越しいただくのは少々緊張される事かもしれません。出来る限りご家族の疑問にお答えできるよう、社労士一同あたたかくお迎えできるよう努めておりますので、どうぞご安心してお越しください。

今後生活をされていく上で、障害年金の受給がご本人やご家族の心身の支えのひとつとなることを、障害年金グループ一同切に願っております。