先天性心疾患により呼吸不全の症状がある場合の請求について

ご相談者

女性(20代)

傷病名

  • 肺動脈閉鎖症

年金種類と等級

  • 障害基礎年金2級

ご相談時の状況

  • 請求者様のお母様にご来所いただき、障害年金請求手続きの方法についての相談をお受けしました
  • 出生時にチアノーゼが診られ、先天性心疾患と診断された
  • 現在まで在宅酸素療法を継続している
  • 身体障害者手帳 3級

サポート内容

1 障害状態について確認

  • ヒアリングにより現在の障害の状態を確認いたしました
  • 心臓(血管)の手術後も、チアノーゼの症状がある
  • 24時間在宅酸素療法を行っていても息切れが生じる

2 診断書について

  • 障害年金請求では、傷病名によって使用する診断書が決まっているわけではありません。症状(障害の状態)を適切に示すことができる診断書を選択する必要があります。
  • 心疾患による障害の認定基準に「(前略)診断書上に適切に症状をあらわしている検査成績が記載されているときは、その検査成績も参考とし、(中略)総合的に認定する」との記述があります
  • 主治医に「循環器疾患の障害用」「呼吸器疾患の障害用」それぞれの診断書を作成いだきました

結果

障害基礎年金2級(年間約78万円)認定

相談を終えて

今回は請求手続きに関してご不安をお持ちのお母さまからのご相談をお受けしました。

請求者様は幼少期に身体障害者手帳の交付を受けており、特別支援学校に通学していたことから20歳到達時に障害年金請求手続きを検討されたとのことですが、周囲に同じ病気(心疾患)で障害年金を受給している方がおらず、相談先が分からなかったとお伺いしました。

障害年金の相談先として、障害年金専門社労士へお問い合わせください。