自閉症スペクトラムで障害厚生年金3級を受給できたケース

請求者

  • 男性(20代)
  • 傷病名:自閉症スペクトラム
  • 年金種類と等級:障害厚生年金3級
  • 年金額 約58万円/年
  • 初回ご相談から支給決定までに要した時間:約4ヶ月

ご相談時の状況

自閉症スペクトラムと診断されているというご本人に代わり、お母様からお電話を頂きました。1時間の無料相談にはご本人にもご来所いただき、これまでの通院状況、日常生活の様子、就労状況について詳しくお伺いしました。

自閉症スペクトラムでの障害年金請求の場合、「病歴・就労状況等申立書」の記載は、生まれたときから順に記載していくことが求められます。そのことを踏まえ、無料相談時には大まかな生育歴を次のように区切り、お伺いします。

  • 出生から就学前
  • 小学校低学年
  • 小学校高学年
  • 中学校
  • 高等学校
  • 専門学校、大学
  • 社会人

この間における学校での様子、通院の有無、日常生活の様子について、なるべく具体的なエピソードを交えお伺いするよう努めております。

相談者様のお気持ちに寄り添いながら聞き取りをさせて頂く中で、「病歴・就労状況等申立書」をどのように組み立てていくのが良いか考えています。

今回の相談者様は、ご自分たちで請求を進めるおつもりで、現在の状況を表す診断書を主治医に依頼、すでに入手されていました。

しかし、次のステップである「病歴・就労状況等申立書」の作成に不安を感じられ、現在通所中である就労移行施設のお知り合いに相談されたところ、専門の事務所に依頼した方が良い、とのアドバイスを頂いたとのこと。この先の障害年金請求手続きは、すべて弊所にお任せ頂くことになりました。

ご相談から請求までのサポート

「初診日」の確定

初診日における年金加入制度は厚生年金、初診日から1年6ヶ月後の障害認定日の頃には通院されていなかったことから、事後重症請求1本で進める方針としました。

「障害年金裁定請求書」の提出

ご来所頂いた際、請求者様およびお母様からこれまでの経緯を十分お伺いできておりました。

すでに診断書を入手されていることから、現症日(診断書に記載されている、いつの症状をあらわす診断書なのか、という日付のこと。)から3ヶ月以内に、すべての書類を整え、年金事務所に「障害年金裁定請求書」を提出しなければなりません。

「病歴・就労状況等申立書」の作成

「病歴・就労状況等申立書」には、出生からこれまでのご状況を迅速にまとめ上げました。

私たち専門家は、この申立書の作成を数多く経験しているため、どの部分に、どのようなことを盛り込み、訴えていくことが大切かということを熟知しております。

ご依頼頂ければ、安心してお任せ頂けることと存じます。

スピード解決

また、手続きを進めていく中で、もう少しお話を伺いたいという場合、お尋ねしなければならないことが出てきた場合には、メール、電話、郵便によりやりとりさせて頂くため、何度もご来所頂く必要はありません。

このようにして、ご来所から1ヶ月後には年金事務所に請求書類一式を提出でき、かなりのスピードで審査結果を待つのみの状態となりました。

結果

  • 障害厚生年金3級 年額約58万円 認定