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脳悪性腫瘍で障害基礎年金2級を受給できたケース

●相談者

  • 男性(30代)
  • 傷病名:脳悪性腫瘍
  • 年金種類と等級:障害基礎年金2級
  • 支給月から更新月までの支給総額:約298万円

●相談時の状況

ご家族に相談にお越しいただきました。

2年ほど前から時々めまい感と胃部不快感が現われるようになりました。近医を受診されたところ、以前からうつ傾向がみられたこともあり、不安神経症によるものと診断されました。

その後も頭痛、嘔吐、ふらつきが起こりましたが、精神的なものだと思っておられました。2ヵ月後に自室で倒れているのをお母さまが発見され、直ぐに総合病院の内科を受診されました。様々な検査を受けられましたが、異常なく、精神的なものと診断され、メンタルクリニックを受診することになりました。しかし、症状はどんどん悪化、メンタルクリニックに通い始めてから4ヶ月後には、嘔吐を繰り返し食事も水分も取れない状態になられました。総合病院の救急外来を受診、頭部CT検査を実施されたところ、脳に腫瘍があることが判明、直ちに専門病院に入院され、手術を受けられました。手術後は放射線治療とリハビリ治療を行なわれ、身のまわりのある程度のことはご自身でできるまでに回復されました。

しかし、0.3m以上は歩行不能な状態になられ、また、顔面神経麻痺により視野の欠ける部分があり薄い色が判明困難となられました。

自分で何かをやろうとする意欲があり、努力もされていましたが、日常生活はかなりの制限を受けておられる状態でした。

ご家族が障害年金の手続を行なおうとされましたが、制度が複雑なため、やはり専門家にお願いしたいとのことで依頼いただきました。

●相談から請求までのサポート

頭蓋骨で囲まれている内側には、脳のほか、髄膜、脳神経、下垂体などの組織が存在し、そのいずれからも腫瘍が発生するそうです。頭蓋内の腫瘍をまとめて脳腫瘍と呼びます。脳腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、からだのほかの部位の癌に相当するのが脳悪性腫瘍です。脳悪性腫瘍は進行が早いために、普通は月単位、時には週単位で症状が悪化します。最初に現われやすい症状は、頭重、頭痛、吐気、嘔吐です。手術だけで根治できる脳悪性腫瘍は少なく放射線療法や化学療法などが治療の中心になるようです。

この方の場合も、初めは頭痛、めまい、嘔吐などが現われました。正確な診断名が確定したのは頭部CT検査実施後ですが、初診日は2年前にめまい感と胃部不快感で初めて近医を受診した日となります。よって、近医の「受診状況等証明書」を提出しました。

また、診断書は「その他の障害用」と「肢体の障害用」を提出しました。障害年金では、脳腫瘍の場合「脳腫瘍そのもの」と「外部障害」により総合的に判断されます。外部障害とは、脳腫瘍による上肢下肢の障害、言語障害、視野障害などを指します。この方の場合、下肢障害による歩行困難が顕著に現われていましたが、視野障害は軽度であるため、「肢体の障害用」が外部障害に対応する診断書と判断しました。

●結果

障害基礎年金2級(年間約78万円)認定